中型犬：四国犬

中型犬：四国犬

 

■ルーツ

名前の通り、四国の土佐地方に古くから根付いている狩猟犬で、土佐犬のルーツにもなっています。中型の日本犬の代表的な犬のひとつで、1937年天然記念物の指定を受けています。この犬種には、産地によって二つの系統があるとされております。

■外観と特徴
 
土佐犬のルーツになった犬でもありますので、筋骨がたくましく、迫力がある日本犬であります。背中は水平で、腰の幅が広く力強く、額が広く、頬もよく発達しています。目はややつり目で、三角形の耳は前傾して立ち、精悍な感じがします。尾は背中に巻き上がって、被毛は柔らかく密生した下毛と、硬くまっすぐな上毛のダブルコートで、色は胡麻や赤胡麻、黒胡麻、赤虎、黒虎があります。

 

■気質

イノシシ狩りに使われるほどで、タフで根性があり、猟犬として優秀。鋭い感覚をもっており、闘争心や警戒心が強いため、番犬としても向いています。飼い主の家族にはよくなれ従順なので家庭犬としても愛されています。

■飼育と管理
 
運動後のブラッシング以外、特に手入れは必要としません。ただし、換毛期には入念な手入れが必要です。体の汚れが気になったら、お湯につけて絞ったタオルで、よく拭いてやる程度でいいでしょう！春になり温かくなってきましたら、月に1度はシャンプーしてやり、暑い夏場には週に1度のシャンプーとともに、耳掃除の手入れもお願いいたします。

■健康上の留意

もともとが獣猟犬なので、ストレスがたまらないように十分な運動をさせる必要があります。その質や量は、飼い主の飼育方法や犬の年齢などによっても違ってきますが、1日の運動としては朝と夕の2回、引き運動と自転車運動を交互に行うとよいでしょう。1回の運動時間は、若犬や成犬の場合、最低30分が目安となります。食餌は、成犬で1日1回か朝夕の2回与える。2回与える場合は夕方の食餌を重視し、朝は軽めにしましょう。内容は、栄養バランスのとれたドライフードや缶詰めフードで十分です。人間の食事の残り物を与える場合は、ごく薄味にして与えてあげるのが良いでしょう。
なお、やはり、骨格や関節は年齢によって劣化してきますので十分な食餌とともにグルコサミン、コンドロイチン、MSMなどのが一緒に入っている複合サプリメントを与えてあげる事が重要です。

おすすめのサプリメントはこちらです。