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小型犬:ミニチュア・シュナウザー

犬 ミニチュア・シュナウザー ■起源

シュナウザー種の中でもっとも人気のあるミ二チュア・シュナウザーは、19世紀後半に農作業やネズミ捕りのためにドイツで作られました。この犬種はテリアの中で唯一、ヨーロッパの島々で生活していた犬たちを祖先犬に持たず、スタンダード・シュナウザーとアーフェン・ピンシャーを掛け合わせて作られた犬種です。また、プードルを掛け合わせた可能性もあるといわれています。 シュナウザーという名前は「シュナウザー」という犬の名前に由来しますが、シュナウザーという言葉がドイツ語で「小さいひげ」という意味であることから、この犬種にぴったりな名前であったといえます。ドイツでは1899年からミニチュア・シュナウザーはスタンダード・シュナウザーとは違う種として扱われていましたが、AKCがこの2つを別々の種としたのは1933年になってからでした。 アメリカでは、この犬種はシュナウザーの中で唯一テリアグループに属していますが、イギリスでは他のシュナウザーと同じユーティリティーグループ(実用犬グループ)に属しています。 ミ二チュア・シュナウザーはスタンダード・シュナウザージャイアント・シュナウザーがアメリカにやってきてからずいぶん後にアメリカに渡ってきました。しかし、第二次世界大戦から数年後には、ミニチュアの人気はスタンダードやジャイアントをはるかに超えるまでになりました。その後、アメリカで三番目に人気のある犬種にまで上がってきたこともありました。現在もその人気は衰えることなく、聡明で機敏なペットとして、またショードッグとして幅広く活躍しています。

■外見と特徴 ミニチュア・シュナウザーは頑丈で正方形に近い体型をしています。ネズミを捕るために作られたので、動きがすばやく、タフな犬種です。歩く時はしっかりとした歩幅で活力に溢れています。 被毛は密集した下毛と、硬くてワイヤーのような上毛の二層構造になっています。上毛は脚、鼻、眉の部分が長くなっていて、シュナウザーをより鋭敏な表情にするのに一役買っています。
犬 ミニチュア・シュナウザー
犬 ミニチュア・シュナウザー
■気質
情愛深い性質で知られ、番犬としても優秀である。テリア種としては、闘争心もそれほど強くない。しかし必要とあらば、なんにでも向かっていく性質がある。そのためある程度のしつけをしないと無駄吠えをする、かなり我の強い犬になってしまう。元気な種類で、小柄な身体でエネルギッシュに運動します。
■飼育管理
針金状の被毛は、手入れのしやすさでは中程度。しかし手入れを怠ると被毛がもつれてしまい、面倒なことになる。そのため血行促進や皮膚病の予防を兼ねて毎日クシで手入れをするか、短い歯の金属ブラシでブラッシングする。シャンプーとリンスは月数回行い、温湯で洗ってからよくすすぎ、しっかりタオルで水気をとった後、毛を立たせるようにしてドライヤーで乾燥させる。また、年に2回程度は、専門家に任せてトリミングしてもらう。目と耳のまわりは先の丸いはさみなどで整え、食後は頬ひげをきれいにする習慣をつけたいですね。
■健康上の留意
小型犬の割に活動的なので、毎日長い時間散歩をするのを好む。駆けること、遊ぶことが大好きな犬だ。またできれば、室内の自由遊びを10~20分程度組み合わせればいい。シャンプーの際は、綿棒かコットンなどを使って耳掃除を実行したい。1歳までは1日2食。うち1食は歯槽膿漏の予防のため、ドライフードをそのまま与える。成犬になれば回数より、栄養バランスとカロリーを考えた食事を与えるようにする。肝臓病、皮膚病に罹ることがありまする。それには、ペット用サプリメントを食事と併用させることが重要です!
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犬 ミニチュア・シュナウザー

健康 -Health-

ミニチュア・シュナウザーはドイツ原産のシュナウザーの中で、一番小型とされる。アーフェンピンシャー、スタンダード・シュナウザー、ジャーマン・プードルなどから作出されたとされている。実用目的にネズミを捕獲して働く犬がいる一方で、愛玩犬として暮らしの中に根づいたものもいる。1899年に独立した犬種として、ショーに出場した。今では愛玩犬、ショードッグとして世界中で愛好されている。
特に気をつけたい病気 尿石症、進行性網膜萎縮症、停留睾丸
気をつけたい病気 フォンウィルブランド病
たまにみられる病気 肺動脈(弁)狭窄(症)、レッグ・カルベ・ペルテス病、白内障
しておきたい検査 眼科検査、心機能検査
寿命 12~14歳