かわいいペットちゃん、セレクション!1
小型犬:ミニチュアダックス
■起源 ダックスフンドについては16世紀に資料が発見されており、そこには「背が低く曲がった足の犬」と書かれていました。また、当時は「穴を掘る小型犬」「ダッケル」「アナグマ犬」などと呼ばれていたようです。 現在の「ダックスフンド」という名前はドイツ語の”dachs”(アナグマ)と”hund”(犬)からきています。 粘り強いハンターともいえるダックスフンドは、地中の巣穴の中にまで獲物を追って入っていき、獲物を外に連れ出して息の根を止めるという狩りをしていました。 ダックスフンドには、3つの被毛タイプと2種類のサイズがあります。初期のダックスフンドは、滑らかな被毛で覆われたスムースタイプでしたが、その後「bracke(ブラッケ)」と呼ばれるミニチュア・フレンチ・ポインターと交配され、さらに害獣をしとめるテリアタイプのピンシャーと掛け合わせられて、徐々に種類が増えていったと考えられています。16世紀に描かれた木版画には、ダックスフンドのような姿をした長毛の犬が描かれています。スムースタイプのダックスフンドが、スパニエル系とジャーマン・ストベルフンド(鳥猟犬)と掛け合わされて、ロングヘアードのダックスフンドが誕生したともいわれています。 1797年には、既にワイヤーヘアードのダックスフンドが作られていましたが、あまり慎重に交配されなかったようです。現在のワイヤーヘアードのほとんどは、19世紀の終わり頃に、スムースのダックスフンドにジャーマン・ワイヤード・ピンシャーとダンディー・ディンモント・テリアを掛け合わせて作られました。 それぞれのタイプのダックスフンドは、それぞれの地域の地形や天候などを考慮に入れて、その土地の猟に適合した特徴を持たせて繁殖されました。どのダックスフンドもタフで頑強な上、アナグマやキツネや小型の哺乳動物をすばやくしとめる能力に長けていました。 1900年には、非常に小さなサイズのダックスフンドが登場し、ウサギなどの、より小さな獲物を追う猟犬として活躍していました。しかし、この小型サイズのダックスフンドのほとんどは、たまたま生まれた中で一番小さなサイズの子犬だったり、他の小型テリアやピンシャーと掛け合わされてできた犬だったりして、残念ながらどれもダックスフンドの特徴を欠いていました。 そこで1910年、ダックスフンドに関する品種改良のための厳しい基準が設けられ、スムースはミニチュアピンシャーと、ロングはパピヨンと、そしてワイヤーはミニチュアシュナイザーと、というようにそれぞれのタイプを他の犬種と交配させることになりました。 こうして、ダックスフンドは、家庭用ペットとしての地位を獲得して人気が徐々に高まり、現在ではアメリカでもっとも人気のある猟犬となっています。
■外観と特徴
短足、胴長の愛嬌ある特徴的な外見は、犬の種類多しといえども、知られている存在といえる。大きさはスタンダードやミニチュアのほか、今日では体重2.3kg以下、胸囲30cm以下とさらに小型のカニンヘンも登場し、ダックスフンドとして扱われる種類は3種になっている。さらに毛質のタイプとして3種類があげられ、短く光沢のある短毛のスムースヘアー、ざらざらとしたかたい剛毛をもったワイアーヘアー、光沢がありウェーブがかったやわらかい毛質をもった長毛のロングヘアーがある。毛色は赤、ブラックタン、チョコレートタン、タップルなどがありまする。
こちらで販売しています